korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のようすを記録していきます。

究める人の言葉から考えてみた

普段刺し子をしている時、テレビをつけて音を聞きながら作業しています。あまりテレビ画面は見ないのですが、時々、気になるシーンがあれば手を止めて見入ります。

野球ド素人のわたしですが、去年シアトルで行われたイチロー選手の会見での「ぼくは野球の研究者でありたいんですよね」という言葉が印象に残っています。

「え?け、研究者⁇」

もちろん、立派な彼の発言の揚げ足をとるつもりは全くないけど、研究者という言葉がアタマのなかでクエスチョンマークがたくさん並んでいました。

そのときはよくわからなかったけど、最近、イチロー選手が現役を引退発表されて、いろんなニュースを見ていて合点がいくようになりました。

たぶん野球のことが好き過ぎて、日常生活の何から何までをすべて野球に費やしていて、常に野球のことを第一に考えながら、より磨きをかけるために生きてきたのだろうなと、野球ド素人のわたしでも想像できます。

それが野球の研究者でありたいという表現になったのかな。

「イチロー選手の日本語は英語で考えて話している」と指摘していたキャスターがいたけど、何となくわかります。

研究者という言葉を発する前にしばらくタイムラグがあったけど、イチロー選手の想いに適した言葉の最上位が研究者だったのだろう。

研究者と言えば、論文を書いて学会で発表するというイメージ。イチロー選手が野球の学会で発表とかなんてイメージにもちろんないだろうから、探求者という意味の日本語を研究者と脳内変換したのかな。

野球道の探求者として生きたいというのなら、まだしっくりきます。

言葉によるコミュニケーションって難しい。でも、「言っている意味がわからない〜」で済ませずに、相手の発する言葉の意図を理解しようとすること姿勢が大切と思います。相手の背景とかを状況を理解しながら、相手のアタマの中に飛びこんでみるのも大切。こういうことなのかな~と想像すること。

わたしは探求者というには程遠い人生で(当たり前か)、今は夢中になっている刺し子を、初心者が試行錯誤しながら刺し子していく様を、客観的にも振り返りながらやっていきたい。刺し子道の入り口の前に立ったかどうかもわからないひよっ子ですが、刺し子を日々楽しみたいです。