korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

読書記録~生きていてもいいかしら日記~

【ブログをはじめて2ヶ月】という記事を書いてから、なぜか妙な達成感にひたってしまい、このブログから卒業のような気持ちになっていました。もしかしたら、ブログをやめてしまうのはこの時期に多いのかもしれません。ブログを書きたいという気持ちが落ち着いてきました。

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ブログをはじめてからというもの、刺し子で疲れたら気分転換についネットを見てしまうのですが、たいてい荒んだ気持ちに傾いていってしまいます。特にブログについての調べものをしていると。なかでも印象的だったのは「つまらないブログはネット上にゴミをばら撒いているようなものだ」という文章。ネット上では煽るのがトレンドなのかな。

不安や愚痴、人の批判など、ネガティブな発言も多いので、改めてネットは依存しないように気をつけないとと思います。

ブログ界では毎日更新説なるものがあるけど、わたしにはブログを毎日更新することはハードルが高いかな。ネット情報によれば毎日更新したらGoogle先生に認められるということはわかったけど、ブログだけ書いて生きているわけではないので(むしろ忘れていることもあるし)、書けたら更新スタイルでやっていこうと思っています。

 

手仕事とブログ名にあるのに、なぜ本のことが出てくるのかは横に置いといて、この半年くらい読み返しているエッセイ本のことを書いてみようと思います。

わたしは昔から本を読むのが好きなのですが、今みたいにネット情報が豊富ではなかった時代は、本や雑誌を、本屋さんで買うか図書館で借りて読んで情報を得ていました。本で家の床が落ちないかなと思うくらいに活字マニアでした(言い過ぎかな)。

今は刺し子に夢中な上に、ブログまではじめてしまい、目と肩を超絶酷使の毎日のため、読書から遠ざかっています。

もともと、読書する場所が電車の中が多かったわたし。

そんな電車の中で読むのは危険な本です。北大路公子さん著書の【生きていてもいいかしら日記】。帯にちゃんと「通勤電車で読めない本№1」と書いてあります。面白すぎて笑ってしまうからです。

わたしはむしろ、通勤電車の苦痛な気分が紛れるので、笑いをかみしめながら電車の中で読んでいました。

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この本、半径10?20メートル?くらいの距離感の周囲で起こる、40代独身実家暮らしの女性の日常の話がとにかく面白おかしいのです。北大路公子さんの天才的な文章力で、ヘラヘラと笑いつつも、一気に最後まで読まされます。本当に声を出して笑ってしまいます。

というか、この本を読んで笑わない人なんているのだろうか。必ずブっと吹き出してしまうので、周りから不審人物扱いされない状況で読まないといけません。

著者である北大路公子さんの本をはじめて読んだのだけど、たちまちにファンになってしまいました。

ご家族のことや、近所の人々、楽しい昼酒のことなど、よくそんなに面白いエピソードに溢れているなと思います。漫然と日常生活を送っているように見えていても、ものすごく周囲のことを観察しているのでしょう。その描写が天才かと思うほどに面白い。

北大路公子さんは熱烈な佐藤浩市推しのようで、やたらと妄想話に出てくるのですが、もしかして佐藤浩市さんがこの本読んでたりしてと、読者のわたしは妄想したり。芸能界にも北大路公子ファンが何人もいるそうなので、もしかしたら…もしかしてなのかも。

北海道在住らしく、雪国の生活の話がそこかしこに出てくるのも面白いのです。わたしは雪国在住経験が一切ないので、想像するにも限界あるのですが興味深い。

長かった冬を乗り越えて夏の訪れを喜ぶ記述があるのですが、わたしは夏がとにかくツラくて、夏のたびに真剣に北国への移住を考えてしまうくらいなので、住む土地によってこうも感覚が違うのかと思わされます。毎年夏の終わりには、今年もなんとか生き残れたなとしみじみ思うくらいにわたしは夏が苦手…。

エッセイでひとしきり笑った後に、「もう一言」の欄があり、そこでまたひと笑いします。このオチがまたいいのです。

この本のネタバレするくらいに面白い内容のことをうまく書けないし、うっすらとした感想しか書けないわたしの文章力ですが、「ちょっとしんどいな」と思ったとき笑いながら読むのにおススメな本です。

ネット情報ばかりを見ていて心が荒みそうなとき、わたしは大好きな本にすくわれています。

 

生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)

生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)