花菱
41枚目の刺し子ふきんは花菱を刺しました。
オリムパスさんの図案付き晒を使用。
刺し子糸は、ターコイズブルーはオリムパスさんの17番、黄土色はたぶん藤久さんのもの(不確かですみません)を使用。
今回は段染め糸を使わずに、単色糸2本の組み合わせにしてみました。
菱形の部分は黄土色、花弁の部分はターコイズブルーと2色の組み合わせにしてみることで、すこしポップなイメージで仕上がりました。
こうやって良くみると、北欧風デザインにも見える模様です。とても可愛い。
↓全体像
↓裏地はこんな感じ。
オリムパスさんの模様刺しの点線の間隔は狭いので、裏は細かな点線になります。
刺し方の順番
刺し方の順番は、まず菱型の部分(黄土色)を刺してから、花弁の部分(ターコイズブルー)を刺していきました。
隣りの線との間隔が大きく空いているのですが、隣りの線へ移るときは、表地と裏地の間を糸を渡しています。
比較的シンプルな模様なので、あまり深く考えずにサクサクと刺すことができました。この前に刺していた丸毘沙門が結構難しかったので、よけいに易しく感じた模様です。ひたすらテレビを流し見しながら刺し子していました。
模様の間隔が広いので、初心者向けの図案だと思います。はじめての刺し子ふきん1枚目に選んでもいいのではないかな。
伝統模様の花菱
伝統模様の花菱は、菱形の周囲を花弁の形にしたもの。
大陸由来の模様で、唐花菱、唐花とも呼ばれるそうです。かなり古くからある模様のようで、平安時代には、お公家さんの調度品や衣装に使われていたそうです。
今年は改元で注目の伊勢神宮の神紋(神社の家紋のようなもの)は花菱だとか。知らなかった。
この花菱は、水面の涼と模様が良く似ています。水面の涼を刺したときは、角七宝に似ていると言っていました。下の記事に書いています。
花菱アチャコ
ちょうど、この花菱を刺しているときに、ブラタモリで大阪のミナミの特集をやっていました。最後には、タモリさん、なんばグランド花月へ。「ここに来たかった」と感慨深げにおっしゃっていました。お笑いの殿堂ですものね。
なんば花月では、昭和の漫才コンビ、エンタツ・アチャコの早慶戦という漫才のレコードを聴いていました。エンタツ・アチャコは、しゃべくり漫才の元祖だそうですが、やっぱり今の漫才よりもずっと話すスピードがゆっくりだなぁと思いました。今の時代が何でもスピードが速すぎるのかもしれません。
エンタツ・アチャコという漫才コンビを知らなかったのですが、横山エンタツ、花菱アチャコのお二人だそう。花菱の模様を刺し子していたので、つい反応してしまいました。ただそれだけ。