流し十字
44枚目の刺し子ふきんは流し十字を刺しました。
オリムパスさんの図案付き晒を使用。
刺し子糸はホビーラホビーレさんのもの(116A)。
流し十字は、オリムパスさんが昨年発売された新柄だそうです。他にはりんごやマーガレットなどが発売されたときの新柄の一つです。
なんだか、ほわんとした柔らかい風合いの模様ですね。円形ではないのに不思議。
今回は、いろいろと考えることなく、シンプルにピンク一色で刺そうと決めました。イマジネーションを働かせて色使いを決めるのも楽しいのですが、今回はあえて単色にしてみようかと。ただの思いつきです。
↓この花十字と同じホビーラホビーレさんのピンクの刺し子糸にしました。
最近は段染め糸を使ったり、2色以上の糸を使って華やかにすることが多かったです。
色がもたらす視覚効果
単色の方が、刺すときの集中力が高まるような気がします。無心になって、さくさくと刺すことができました。
段染め糸のときは、色のグラデーションに魅せられながら刺していることが多いので、若干気が散っているような気がします。これは、わたしにとって新たな発見でした。
それでも、段染め糸で彩り豊かに刺し子することは、これからも続けていきたいです。刺し子糸の色の組み合わせを考えるのって、本当に楽しいのです。
刺し子を刺すときに、針目の2目くらい先を見つつ、針を刺すというのを試しているのですが難しい。針先を見つつも、先の方の針目も視野に入れておくと、効率よく刺していけるのではないかと考えたためです。
楽器を演奏するときに、楽譜上の今演奏している小節をじっと張り付いて見るのではなく、2小節ぐらい先を見ながら演奏するという感覚を思い出して、刺し子にも応用できないかと思いつきました。
刺し子の場合は晒を持つ位置など、考えながら試していく必要がありそうです。
刺し子は、ものを視る訓練にもなりますね。こういうことからも、やっぱり、リハビリ(作業療法)に向いているのではないかと思います。
斜めに刺す模様
この模様は斜めに対角線を刺していくので晒が斜めに歪む可能性があると思い、普段よりも糸を引く力に気をつけて刺しました。
ホビーラホビーレさんの矢羽根ほど、晒が歪むことがなかったです。
↓この矢羽根柄は今までにない程に晒が歪みました。
全体はこんな感じ。
この流し十字は一目刺しのなかでも、刺し子糸を大量に使用しない模様です。オリムパスさんの刺し子糸は3かせが必要とありますが、少ない方です。(多いものだと5かせ)
本当にさくさくと楽しく刺すことができました。集中すれば、2日あれば完成できます。
針を動かすということを、単純に楽しめる模様だったので、気分転換におすすめです。