korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のようすを記録していきます。

ススキの風景が秋らしい刺し子ふきん〜野分〜

野分

45枚目の刺し子ふきんは模様刺しの野分を刺しました。

オリムパスさんの図案付き晒を使用。

刺し子糸は、段染め糸の部分は染織アトリエKazuさんのもの、外枠はホビーラホビーレさんのものを使用。

 

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これを書いているのは、6月の梅雨前というまったくの時期はずれなのですが、秋の伝統模様を刺してみました。

この模様を見た瞬間、ススキの模様が素敵だなと思ったのです。季節はずれですが、刺してみようと決めました。

伝統模様の野分(のわき、のわけ)とは

野分とは、野の草を吹き分ける風(強風)の意味だそうです。だから、野分というとのこと。

秋から初冬にかけて吹く風で、台風の昔の呼び名ともあります。読み方はのわき、または、のわけと読みます。

「二百十日」「二百二十日」といわれる頃に吹く強い風や台風のことを野分と呼ぶそうで、現在の暦でいうと「9月1日」「9月11日頃」のことだそうです。最近は、9月初旬はまだまだ残暑が残る時期ですが、昔の人々は、夏から秋へと季節が入れ替わる頃の風を、野分と呼んでいたのかなと思いました。

秋の野原のススキの風景が目に浮かび、涼しげでどこか郷愁を感じる模様です。

刺し方の手順

基本的にオリムパスさんの説明書に書いてある通りの手順で刺していったのですが、途中ややこしかった箇所があり、自分なりに考えながら刺しました。模様から模様へと、糸を渡す箇所が難しかったです。

 

ススキの根っこの部分で、隣りに糸を渡すときの手順を書きます。(わたしなりのやり方なので、ご参考程度にお読みください。)

 

①根っこの部分で隣りの線から一番短い線へ、表地と裏地の間を針を通して糸を渡す。

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②一番短い線から真ん中の線へ糸を渡す。

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③根っこの部分へ刺し戻って、一番長い線へ糸を渡す。

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この①〜③の繰り返しです。

 

この要領で臨機応変に、糸をつなげられるように刺し順を考えながら、刺していきました。

刺し子には、厳密に決まった刺し方はどうやらなくて、自分で考えた刺し方を信じて刺しています。この、刺し方を自分でしっかり考えることが、脳にはとてもいいようです。脳の空間認知機能を高めるだけでなく、判断力、決断力も試されます。刺し子は非常にすぐれた脳トレですね。もっと、世の中に広まればいいのにと思います。

 

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全体像。右側がズレてゆがんでしまいました。これも愛嬌ということで。

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曲線の模様刺し

曲線の模様刺しの刺しにくさにも、すこし慣れてきたような気がします。

 

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苦手だった曲線の模様刺しも、いくつか経験することでスムーズに刺すことができるようになってきました。

一番難しかったのは丸毘沙門かな。この、野分は半円形にもなっていない模様なので、比較的刺しやすいかと思います。