korentoの日々の手仕事ノート

手仕事のたのしみを綴っていきます。日常で感じることなども大切に。

Eテレ【やまと尼寺 精進日記】の実りの秋の栗ごはん

10月27日(日)にEテレで放送された【やまと尼寺 精進日記】の「神無月 料理自慢は母ゆずり」を観ました。

 

www4.nhk.or.jp

 

【やまと尼寺 精進日記】はEテレで日曜の午後6時(最終週)に月1回放送されている番組です。(再放送は土曜の午前5時30分。詳しくは番組サイトをご確認ください)

奈良県桜井市にある音羽山観音寺のご住職 後藤密榮さん、副住職 佐々木慈瞳さん、お手伝い歴7年のまっちゃんの3人が、自然豊かな山の生活で彩り豊かな精進料理をつくるドキュメンタリーです。いつも朗らかで笑顔の絶えない3人と、村の人々との交流も、観ていてホッコリさせられる番組です。

 

 

山里は収穫の時期

今回は、副住職の慈瞳さんとお手伝いのまっちゃんが車で、里の精米機まで新米の玄米を精米しに来たところからはじまります。

精米を終えた後、精米機の後ろにある、ぬかボックスのぬかも貰って帰ろうと慈瞳さんが言います。「アレを磨くのにこれ(ぬか)をやったらどう?」と楽しそうに話していました。アレってなに?とこちらもワクワクします。磨くとピカピカになるって何のことだろう。

精米を終えてお寺へ戻る道すがら、里に住んでいるやっちゃんが「車が見えたから」とたくさんのさつまいもを手にして待っていました。

村の人々が、道を通る車を見ていることにびっくりします。「あっ、〇〇さんの車」と把握しているのですね。都会の生活ではあまり考えられないことです。

やっちゃんに、さつまいもとツルと間引き菜をもらってお寺へ戻ります。

その道中で、今度はおなじみの潤子さんが道に出て2人の乗る車を呼び止めます。やっぱり「車が見えたから」なのですね。

去年の11月に2人が初めて仕込んだ味噌が出来上がったことを、伝えてくれた潤子さん。

潤子さんに「覚えてる?」と味噌の入れ物の蓋に貼ってある紙を見せられ、「もち肌って書いてある」と不思議そうに言う慈瞳さん。2人に「自分の字やん」と突っ込まれていました。

美人の味噌が美味しそうに完成です。

 

蓮の実で数珠づくり

お寺についた2人を出迎えたご住職、庭先であずき豆を乾燥させています。干して乾燥させることで、勝手に豆のなかから赤いあずき豆がはじけて出てくるそうです。

庭に出て、蓮の実を収穫する3人。蓮の実を使って、数珠をつくるのだそうです。

ご住職が、大念仏の念珠は【蓮肉念珠】と言って蓮の実で作られていると話してくれていました。

 

↓蓮の花のことはこちらの記事に書いています。

www.koreiton.com

 

ご住職のお母さまとのエピソード

こども時代のことや、お母さまが亡くなったときのエピソードを話されるご住職。

7人きょうだいの末っ子で、26歳のときにお母さまが亡くなったことが、とてつもなくショックで3日間泣き暮らし、仏様の近くでいることが自分の心が落ち着くことに気づいたのだそうです。

朝のおつとめの後、3人で食べる朝食。つやつやの新米に、手づくりの美人の味噌で作ったお味噌汁がとても美味しそう。

まっちゃんが「秋はいいね」と満面の笑みで、楽しそうに言っていました。毎日、こんな美味しそうな朝ごはんを食べていたら、心身ともに健やかに一日を過ごせそうですね。

 

楽しい栗ひろい

潤子さんのところへ、かごを背負って出かけるご住職とまっちゃん。

潤子さんの土地にある栗林で栗ひろいをします。

ご住職に栗のひろい方を教えてもらった、まっちゃん。「いや、たのし~」と夢中になって栗をひろっていました。

ご住職がこどもの頃、栗のイガの上に尻餅をついて大泣きしたエピソードを話していました。おうちでお母さまにお尻のイガを抜いてもらったそうです。

栗をイガごと投げられて、火ばさみでナイスキャッチした、まっちゃん。学生時代はソフトボール部だったのですね。

 

みんなで栗仕事

お寺で潤子さんもふくめた4人で栗仕事をはじめます。

栗の渋皮煮と栗ごはんをつくります。

ご住職がこども時代にお母さまに作ってもらった栗ごはんのお話をされていました。

栗の渋皮をところどころ残して剥いているのは、雑に剥いているのではなく、お母さまのやり方を踏襲しているのだと。渋皮をほんの少し残して剥くことによって、栗ごはんの色が薄いピンク色に色づくように炊くのがお母さまの栗ごはんだったそうです。

 

音羽山の麓に伝わる郷土料理

やっちゃんの畑で貰ってきた間引き菜を使って、【お和い】を作ります。潤子さんのお母さまが作っていた、菜っ葉の味噌和えだそう。

間引き菜を、一度軽く茹でた後に細かく刻み、すりごまと味噌にみりんを加えたもので和えるお和い。ごはんに乗せて食べる素朴なおかず。とても美味しそうでした。

潰し小麦を使った潤子さんのお宅に伝わる【さなぶり餅】をいただいた新米のもち米を使って作っていました。

 

おふくろの味

毎回美味しそうな精進料理ですが、今回も本当に美味しそうでした。栗の大好きなまっちゃんが特に嬉しそうに食べていたのが印象的です。

【さなぶり餅】を作った潤子さん、改めて「美味しいね」と素で言っていました。

この【さなぶり餅】本当に美味しそうで、一度食べてみたいと思いました。

「精進料理って言って出してはいるけど、おふくろの味やね」とご住職。「おふくろの味って毎日食べても飽きない。どうしてもそういものを作ってしまうのね」とおっしゃっていました。

 

蓮の実をぬかで磨く

布袋のなかにぬかを入れて、蓮の実をこすって磨いていました。ぬかがその辺に散らばらないように。まっちゃんが考案したアイデアだそうです。

蓮の実のなかには虫がいることが多いそう。よく乾燥させないと虫がついてしまうので、1.2ヶ月は乾燥させるそうです。数珠づくりは12月頃の予定。

どんな数珠ができるのか、とても楽しみです。

 

まとめ

今回は、ご住職さんと、音羽山の麓で暮らしておられる潤子さんのお母さまのエピソードが、話の柱になっていました。

それと、実りの秋のたくさんの収穫物を使った料理の数々に魅せられる回でした。

暑い夏が終わって過ごしやすい気候になっていくにつれて、美味しいものがたくさん出来て、それらを頂戴することによって、人の表情も穏やかで、晴れやかになるだのなと感じました。単純に美味しいものをちゃんと食べるって、人間の体だけでなく気持ちもつくると改めて実感しました。食べることをもっと大切にしたいなぁと思います。

毎回、いろんなことを知れるだけでなく、楽しい気持ちになれる【やまと尼寺 精進日記】をこれからも楽しみにしています。

 

 

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  • 作者: NHK「やまと尼寺精進日記」制作班
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