【ソーイング・ビー】第13回はシーズン2になってからの第5回目です。
前回、サイモンがコンテストを脱落したので、コンテスタントは8名になりました。
*まだ視聴されていない方はネタバレにご注意ください。
あらすじをまとめています。
レギンス対決
今回はジャージー素材の生地でレギンスをつくる対決。
制限時間は1時間半。
【ジャージー素材について】
一般的な織物素材は糸を格子状に織られていますが、ジャージー素材は糸をループ状に編んでいるため収縮性があるので、そこに注意しながら、マネキンにピッタリとフィットさせてつくる必要があります。
【レギンスづくりのポイント】
今回使用する型紙は伸縮性の低い生地を想定しており、ウェストベルトのねじれ、お尻、脚のたるみがないように注意してつくらなければなりません。まず生地から2枚の型を切り出し、前と後ろの股ぐり、股下を縫い合わせます。ウェストは生地にゴムを入れて折り込み、2本針ミシンで伸縮性を保つように縫ってベルトにします。
体にピッタリ合い、動きやすくて、たるみのないレギンスをつくることが求められる課題です。
タマラ
レギンスというデザイン上、横方向に伸びて縦方向にはあまり伸びない方がいいということを念頭に置いて、生地選びをしっかりしていたタマラ。
普段はヨガインストラクターをしているそう。
今回は「指示に従う」と言っていました。
仕上がりについては、生地がレギンスに良く合ってること、マネキンにフィットしていて少しのたるみはあるけども問題ないと高評価。細かい問題はあるけど良くできていると。
ジュリー
ジュリーがはじめてつくったのは娘の社交ダンス用のドレスでジャージー素材だったそう。審査員に採寸をしたか尋ねられて固まっていたジュリー。「採寸をしなければフィットしない」とパトリックからバッサリ言われていました。ジュリーも指示に従うのが苦手な印象です。
そして、キラキラと光る難しい生地を選んでつくったレギンスの仕上がりについては、お尻とベルトにたるみがあり、ウェストゴムが歪んでいると指摘されていました。
デビッド
このレギンスが上手くできたら自分のサイクリングパンツをつくると話すデビッド。迷彩柄の生地を選んでいました。
ウェストが少し低く、お尻にたるみがあるけど、全体的にはフィットしていて、ウェストベルトも平らで、2本針の飾り縫いもきれいな縫い目の仕上がりになっており、高評価を受けていました。
リンダ
長女を出産後にミシンを買ってこどもの服をつくり始めたリンダ。作業途中でパトリックに「ずいぶん飛ばしてるね」と声をかけられる程、順調に作業していました。
そして、仕上りについては、全体的に良くフィットしていて、ウェストベルトは平らになっていること、そして2本針ミシンの飾り縫いも均等で、裾の処理の美しさも絶賛されていました。
チネロ
普段は、自分や妹のために服をつくるチネロ。扱い慣れていないジャージー素材に戸惑っているのか、レギンスを縫ってからマネキンに着せてみると、股ぐりの部分がたるんでいて調整していました。
ですが、右と左でフィット感が違う仕上がりになってしまい残念な評価に。
セリーナ
普段は、ダンス教室に通う娘たちのために服をつくるセリーナは、ジャージー素材でレギンスをつくったことがあるそう。
サイズがきつすぎて生地が伸びてしまい透けてしまっていましたが、ウェストベルトは上手くできていました。2本針ミシンでの飾り縫いも均等に縫えていると高評価。
ヘザー
馬場馬術選手のトレーナーをしているヘザー。正確でなければならない馬場馬術は、ソーイングに良く似ていると話していました。
オーバーロックミシンは生地をカットしてしまうので、生地をきちんと合わせてからミシンがけしないと生地を切り取ってしまうのが怖いと話していました。確かに普段から使い慣れていないと難しそうです。これまでは冷静にソーイングしているイメージでしたが、今回の課題に苦戦しているヘザー。
仕上がりについては、ウェストベルトが水平になっておらず、お尻にたるみもあり、結構シビアな評価を受けていました。
ジェニー
1年前にソーイングをはじめたジェニー。お気に入りは花柄のレオタード。「わたしのソーイングを一言で表すとしたら、使う生地も選ぶ柄も…とにかくイカレてる!」と笑いながら話していました。まだ若くて、はじめたばかりのソーイングをとても楽しんでいるのが伝わります。
仕上りについては、レギンスが体にまったくフィットせず、ポケットも作業途中のままだったため、審査員たちから低い評価を受けていました。
レギンス対決の審査結果
1位 リンダ
2位 デビッド
3位 セリーナ
4位 タマラ
5位 チネロ
6位 ジュリー
7位 ヘザー
8位 ジェニー
ジャージー素材のTシャツのリメイク対決
制限時間は1時間半。審査員は別室にて待機し作業工程は見ません。
ルールはなく創造力を発揮して審査員にアピールします。
生地を足す場合は、生地の素材の組み合わせ方を注意しなければなりません。
襟まわりをVネックにしたり、背中が大きく開いたホルターネックにする人や脇にファスナーをつける人もいたりと、リメイクのデザインも様々。
個人的にはジェニーの、背中の生地をところどころ開いて編み込むデザインがとても気になりました。「やったことはないけど、見たことがある」とチャレンジ精神でやってみせていましたが、発想が素敵だなと。
リメイク対決の審査結果発表は次回です。
まとめ
今回はジャージー素材という、初心者にとって扱うのが難しい素材と、型紙はシンプルとは言えども、素人があまり手づくりする機会のないレギンスという課題の組み合わせで、結構難易度が高めだなと感じました。シーズン1よりも、難易度が上がっていくスピードが速い印象です。
まだ8名コンテスタントが残っている段階でこの感じだと、決勝戦はどうなるのでしょう。これからも【ソーイング・ビー】から目が離せません。